1 .西春高等学校との災害協定について 2 .ペット同伴時の避難所での対応について

浅利 公惠 浅利公惠

令和3年3月26日、本市が県内では初めて県立高等学校と連携して防災・減災教育の協定を結んだとしてテレビや新聞等メディアでも報道されました。

災害協定の締結に至った経緯として、市では平成12年東海豪雨から20年、東日本大震災より10年の経過を迎える中で、近年多発する激甚災害、近い将来高い確率で起こるとされている南海トラフ巨大地震への備えとして、本市では特に新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策である避難所スペース確保が課題となっていることから、また県立西春高等学校では、生徒が自他の生命尊重の理念を基盤に自ら安全に行動するとともに周りの人や地域社会に貢献できる資質、能力を培う役割を担っていて、今回、協定締結することで災害が発生した場合に、同校が管理する学校施設を避難所として利用できるようになり、また同校としては本市による防災教育の支援や地域での交流、ボランティア活動等を通じて生きる力を涵養するための一助とつながることから、両者の考えが合致したことによるものと認識しております。

協定内容としては、災害時における避難所等として運動場、体育館及び武道場を提供していただき、また学校設備、備品、機器類等の利用や開設、運営時における教職員の協力などが上げられています。

その他、防災・減災教育の連携協力として、体験学習、講習等必要な支援、地域関係機関団体との交流、相互の各種訓練参加協力、生徒による避難所生活での小・中学生に対する学習支援、生徒による災害時ボランティア活動支援などとなっています。こうした協力体制に、私は西春高等学校に対し心強さと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

そこで、当局に質問させていただきます。

災害に強いまちづくりを構築するために、今後どういった取組をどのような予定で考えておられるのかをお聞かせください。

続きまして、ペット同伴時の避難所での対応について質問させていただきます。

大規模災害の発災時に、緊急避難を余儀なくされたためペットが自宅に取り残されたり、飼い主とはぐれたペットが放浪する例が生じたとの報道がされるととても心が痛みます。

環境省の災害時におけるペットの救護対策ガイドラインの中に、ペット同行避難者等への初動対応で、避難指示が出された際に都道府県等は避難誘導を行う市区町村担当部署と連携して、ペットの飼い主に対して、人の安全を確保した上でペットを連れて避難するよう呼びかけ等を行う。避難所によりペットの受入れが不可の場合は、ペット受入れ可の避難所への避難指導についても可能な限り行う。

避難所に避難してきたペット同行避難者に対し、避難所管理者等はペットの飼育ルール等について指導を行うと記載されております。

大規模な災害時には、多くの被災者が長期にわたり避難所生活を送ることになり、飼い主とペットがともに避難してきた場合でも、避難所では動物が苦手な人やアレルギーの方を含む多くの避難者が共同生活を送らなければならなくなることで生じるペットの取扱いが問題となっています。

北名古屋市避難所運営マニュアルでは、ペットの受入れ場所として、避難所利用者の生活場所とは別の場所に受け入れる。必要に応じてケージに入れるなど記載されております。

そこで、次の2点について質問させていただきます。

1.避難所運営のために必要な部屋、場所のレイアウト例の中にペット受入れ(テント内)と書かれておりますが、実際にペット受入れをする場合の具体的な課題としてどのようなことを想定し、また対応方法を考えておられるのでしょうか。

2.避難所の状況によってはペットの受入れが可・不可となることが想定されますが、市民への周知はどのように考えておられるのかをお聞かせください。

 

 防災環境部防災交通課長(牧野一)

西春高等学校との災害協定について、お答えいたします。

本年3月に、災害時における施設利用等に関する協定及び防災・減災教育の連携協力に関する協定の2つの協定を締結いたしました。

本協定を基に本年9月に開催を予定しております総合防災訓練において、生徒及び学校教職員による避難所資機材を活用した体験学習として、新型コロナウイルス感染症の対策を踏まえた避難所設営訓練を通じて防災に関する知識の習得につなげてまいりたいと考えております。

また、学校が行う各種訓練に対し、必要に応じて防災士の資格を有した市職員を派遣し、訓練に対する評価や改善点について指導及び助言を行ってまいります。さらには、西春日井広域事務組合による救命救急講習の受講を通じて、自他の生命尊重や生きる力を涵養するため学校との連携も図ってまいります。

その他、生徒がボランティア活動に積極的に参加することにより地域社会に貢献できる資質や能力を養い、大規模災害により長期の避難所生活を余儀なくされた際の児童への勉強や運動指導などを通し、情操教育として価値観や道徳心を育てる取組を進めてまいります。

今後も防災・減災教育の取組について西春高等学校と協議を重ね、さらなる充実を図ってまいる所存でございますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

 防災環境部防災交通課長(牧野一)

ペット同伴時の避難所での対応について、お答えいたします。  災害時には、何よりも人命が優先されます。

しかし、ペットは家族の一員であるという認識が根づいた今日、飼い主とペットが安全に避難するためには、まず飼い主自身の安全確保が大前提であると考えております。

飼い主とともに避難したペットに関しましては、指定避難所の円滑な運営を図るため、住所、氏名、ペットの種類などをペット登録台帳に記入していただくことになりますが、議員のご指摘のとおり、避難したペットの取扱いにつきましては指定避難所では様々な方が共同生活を営むことになるため、避難所運営マニュアルとして様々なルールを整理しております。

また、避難所におけるペットの飼養に関する課題としましては、ペットの鳴き声や生活環境の変化によるストレス、ペット用の非常食の確保が上げられますが、事前にワクチン接種や寄生虫の駆除などの健康面に加え、ケージに慣れさせておくなど平常時から適正な飼育が最も有効な災害対策になると考えております。

避難生活が長期にわたる場合に備え、ペットフードやペット用玩具などの避難セットもご準備をいただくことや、日中の復旧作業の際にペットを預けられるシェルターを事前にご確認いただいておくことが必要と考えております。

大規模災害時にそれぞれの避難所でのペットの受入れ体制における周知についてでございますが、最寄りの避難所の収容状況を踏まえ、ペットの受入れ可否に関して市災害対策本部へお問合せいただくことにしております。

今後も、市ホームページや市一斉メール配信システム、市公式LINEを活用し、必要な情報を周知するよう努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください