「駅伝・マラソンのまち」づくりについて

 神田 薫

駅伝・マラソンのまちづくりについて、スポーツ課長に一般質問をさせていただきます。

本市の第2次総合計画第1次実施計画(2018年度から2021年度)には、地域とのきずなを深める駅伝大会の開催が上げられています。

事業概要には、健康増進とスポーツの推進を図るとともに、市民融和と郷土愛の醸成を図るため、中略、地域コミュニティーを活性化させる効果的な競技である駅伝大会を開催しますとあります。

本市には既に、回想法、昭和日常博物館事業等々では全国的に知られています。

この駅伝・マラソンのまちづくりについては、2020年東京オリンピック、2026年アジア競技大会開催等々を身近に控えた昨今、スポーツ振興がさらに盛り上がると予想される背景があります。

このタイムリーな時期を生かし、一層の市民融和と郷土愛の醸成を市民の皆様とともに、スポーツ振興、定着を図る絶好の機会と捉え、お尋ねいたします。

スポーツは心身の健康保持増進に資することから、世界共通の文化の一つです。

中でも極めて日本的な駅伝は、数人が長距離をリレーし、他人を傷つけることなくゴール目がけ懸命に駆け抜ける姿は人々の心をつかみ魅了し感動させられます。

本市では、今までに北なごや新春チャレンジマラソン、現在は北なごやふるさとマラソンが開催されて、マラソンにウオーキングにと親しまれている長い経緯と土壌があります。

さらに、本市も愛知県市町村対抗駅伝競走大会(以下、愛知駅伝)に出場しています。

この大会は、愛知万博を次世代に語り継ぎ、市町村合併後の一体感、県民意識の高揚、県民スポーツの振興等々を目的に実施されています。

代表選手は小学生から40代以上の方まで、小・中学校のご協力、一般公募と幅広い理解を得て選考された方々です。

市民の皆様のご厚意で運営されているといっても過言ではありません。

さらに、代表選手は専門家の指導のもと、小・中学生は総合グラウンドで8回練習、さらには区間合同練習会、全区間練習会をと重ねられ、モリコロパークを舞台に県内54市町村の選手と競い合い大会に挑まれています。

そこで、駅伝・マラソンのまちづくりについて、上記の北なごやふるさとマラソン、北なごや新春チャレンジマラソン、愛知駅伝の今までの経緯と資産、狙い、内容等々を今後どのように活用されますか。

また、新年度から愛知県庁にはスポーツ局が設けられると聞き及んでいます。

本市の駅伝・マラソンのまちづくりは、事業のリニューアルの意味から長期の時間と試行錯誤で時間がかかると思われます。

また、各方面からの新しい視点、強化のため適切な助言、援助を得て軌道に乗せることも大切と考えられますが、事業展開スケジュール等々をお聞かせください。

 

 教育部スポーツ課長(酒井英昭)

駅伝・マラソンのまちづくりについて、お答えいたします。

2020年の東京オリンピック及び2026年のアジア競技大会愛知大会を控え、スポーツへの関心が高まりつつある現在の状況は、スポーツ課としましてもスポーツの振興を図る絶好の機会と捉え、さらなる取組が必要であると考えております。

駅伝・マラソンのまちづくりを進めるには、こうした機運のもと、今まで本市が実施してまいりました北なごやふるさとマラソン並びに愛知駅伝をさらに発展、充実させることが重要であると考えております。

北なごやふるさとマラソンは、継承した新春チャレンジマラソンをあわせますと30年以上の歴史があり、スポーツを始めるきっかけの場として、また自分の実力を試す場として定着しており、健康増進、体力づくりに寄与している大会であると考えております。

また、愛知駅伝は幅広い年齢層の方がたすきをつなぐ大会であり、本市の代表選手の皆様も各世代間のアドバイスや励まし合いの中で練習を重ね大会に臨んでいただいており、大会終了後も多くの方が陸上競技を継続されるなど生涯スポーツの振興に大きく寄与しております。

今後の駅伝・マラソンのまちづくりにつきましては、北なごやふるさとマラソンなど従来事業の成果に加え、チームの一体感を強める効果的な競技である駅伝大会を開催し、市民相互、地域と企業のきずなを深め郷土愛の醸成を図るなど、スポーツを通じたまちづくりを推進するとともに、駅伝競技の普及、さらには愛知駅伝への市民意識の高まりや成績向上にもつなげてまいりたいと考えております。

今後のスケジュールにつきましては、2019年度に実施方法の検討及び実施計画書を作成し、その後、実行委員会を組織し開催を目指してまいりますが、駅伝大会の単独開催、あるいはふるさとマラソンとの併合開催など多様な形態を視野に入れ、これまで本市の駅伝・マラソン事業の運営を支えていただきました各スポーツ団体や地域の皆様にご理解をいただいた上で進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

 神田薫

私、今の答弁の中でも愛知駅伝への市民意識の高まり、そして成績向上にもつながると、そういった意味で4月から、来年度というんですか、実行委員、そして実行計画書を作成するというふうに今おっしゃられましたけど、もう少しそのあたりのところを構想のポイントといいますか、もう少しいただけたらなあと、そういうふうに思っております。

 教育部スポーツ課長(酒井英昭)

お答えいたします。

市の駅伝大会につきましては、先ほども答弁させていただきましたが、スポーツを通じたまちづくりを目的としておりますが、同時に愛知駅伝の成績向上にもつなげるということが重要になってまいります。

実行委員会の構成などにつきましても、スポーツ推進委員、体育協会などスポーツ団体を主に多方面から選出を予定しておりますが、専門的知識を持った指導者等の参画についても検討し強化に進めてまいりたいと思っております。

また、2019年度に実施計画書を作成し、今のところの予定は2020年度から実行委員会を立ち上げたいと考えておりますが、スポーツ団体等の理解の上で進めてまいりたいというふうに考えております。

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