当初は急性期の病院整備として計画したが、尾張中部医療圏と名古屋医療圏の一体化という県レベルでの方針に変更がなされた。名古屋医療圏は急性期の病院整備がすでに多く整備されており、回復期の病院整備が求められた。その結果、回復期を対象とする病院として整備することになった。その結果として、急性期・回復期・慢性期と一貫した体制を取ることができた。
また4Fはガンの末期患者に対応する「緩和ケア」病棟とする。尾張中部医療圏の病院には小牧市民病院と江南厚生病院にしか緩和ケアはなく、全体的に不足している。そのまめベットが満タンで待機中に亡くなる方も多くある現状だ。また大部屋8床を含め全20床の緩和ケアを用意して、在宅と一時入院の対応ができる体制とした。
ハードとしての施設整備は進んだ。ソフトとして人・組織的にはここから頑張るところ。「愛、誠意、自己研鑽」。尾張中央ロータリークラブで学んだ近江商人の三方良し、の精神で、患者良し、医療者良し、地域良し、で今後の病院整備に向かう。