(仮称)北名古屋清掃工場建設に係る地元要望等について

 山下隆義

巨大で物騒で何とも不粋で、かつ排気ガスを吹き出す煙突100メートル、建屋60メートル余のコンクリートの怪物、平穏な住宅街に仁王立ちではばかる、こんなイメージが住民の人々に過去の残像としてあります。

迷惑施設として反対のための反対をする人もあります。こんな状況の中で、名古屋市内のどこに新しく焼却場をつくることができるでしょうか。

私は、恐らく住民同意の償いとして何百億円を要しても不可能ではないかと思います。したがって、その場所を提供する北名古屋市は、もしかしたら名古屋市にとってはわらをもつかむ思い、福の神ではないでしょうか。

北名古屋市の担当者の皆さんも、条件面で大いに努力され、それなりの成果を上げていただいておりますので感謝いたします。今後も、こうした背景を心に念じて、粘り強く交渉をしていただくことをご期待申し上げます。

二子地区の年配の人たちが私に、二子地区では昭和40年代に現存した焼却場の建設に当たり、むしろ旗を立てて激しく反対運動をしたとき、町は陳腐化して廃棄するときにはきれいな公園をつくると約束したはずだと、何度も私に皮肉を込めて申されました。

旧師勝町時代から現在まで、自治会は金銭面を含め大変配慮されていること、また技術が発達した現在では、排気ガス、排水とも全く人、魚類、田畑に悪影響がないこと、建物も今風できれいで、周りも現状より緑多く清楚になることなどお話しして説得いたしました。

解体が始まった現在では、大多数の皆さんが賛同され、早く完成して落ちつくのを待っておられると感じております。同時に、交通渋滞の緩和、周辺整備に期待をされているところでございます。

この北名古屋清掃工場建設に関連する質問をさせていただきます。
全員協議会で説明会等の内容については報告があるようですので、議会での答弁を求めることで、次の4点についてご質問いたしたいと思います。

1番目は山田副参事兼清掃工場建設準備室長に、2番目は井上建設部長に、3、4は福永防災環境部長にそれぞれご質問いたします。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。

1番目、二子自治会からの要望書に対する処理、対応について。
私も要望事項については自治会役員から相談を受けましたが、無鉄砲な実現不可能な要求はしないようにと言いました。したがって、名古屋市との交渉ではほぼ受け入れられると思います。

まず第1回目の地区説明会で交渉経過についてお聞きいたしましたが、下記事項について、その後の交渉経緯ないし結果、これからの交渉予定についてご質問いたします。ご答弁をお願いいたします。既に工場の設計図ができていたら、その配置場所もあわせて説明してください。

平成26年度自治会、平成26年8月18日に提出いたしました当時の役員会で協議して、自治会組長会で報告した要望書でございます。

ア、工場建物内にコミュニティー施設を設けてもらいたい、イ、工場建物内に子供専用のトレーニング施設を設けてもらいたい、ウ、工場建物内に見学コースをつくってほしい、エ、温水プールをつくってほしい、オ、焼却場に通じる専用道路をつくる(新川に新たな橋をつくる)、カ、個人の粗大ごみの引き取りを可能にしてほしい、キ、名古屋市営バスを工場前まで運行延長してほしい。

そして第2回目でございますけれども、平成27年度自治会の要望事項でございます。平成27年6月22日提出。

ア、信号機のない通行量の多い県道への右折退出は実施しないこと、イ、東側県道において、南行き走行が必要な場合は、名師橋までの右折車線の延長などにより渋滞への影響を極力回避すること、ウ、工場東側の県道がさらに渋滞するようになると、東側周辺の市道が抜け道になる。田畑を通る道なので道路幅が狭く舗装も薄い。側溝等の整備などで拡幅整備をしてほしい。

このウの件につきましては、11月10日の第2回目の二子地区の説明会で私が申し上げましたところ、名古屋市の環境局長がメモ書きをしていたので、総合グラウンド、テニスコートから双葉荘周辺等、上記の点について具体的な要望をしていただきたいと思います。

大きな2番目、焼却場工場とはいえ、外観は近現代ふう高層ビルに見えます。さらにプールが新設されれば一帯はさま変わりいたします。都市マスタープランの地域別構想の訓原地区について、この点を考慮して見直し再検討をしてはどうか。今回の総合計画にも多少なりとも言及して、やがて実施計画へとつなげてはどうか。この点に関しての見解をお尋ねいたします。

3番目、環境アセスメントも行われ、特別問題もないようでありますが、稼働供用後、排出ガスがどのようになるのか、また自然災害がいつ起こるかわかりません。

特に、風水害における当市の防災計画上で、名古屋市と北名古屋市、運営会社間における指揮系統、連携手段の取り決めについてはどのようになるか、簡単に説明してください。

最後の4番目でございますけれども、環境保全等については、運営会社は専門家で精通していますが、当市の環境基本計画の中に取り組み1、3、5の事業者の行動の項目の中には、公害防止、環境保全を推進するため、市と協定の締結を検討しますとあります。

運営会社は民間会社なので、協定をする必要があります。そのほか、広範にわたり環境基本計画に準じて行動してもらう必要があります。基本計画書を配付してプレゼンをする必要もあります。協定書の内容を簡潔に説明され、その必要性について所見を述べられたい。必要がないとの考えならば、その理由を述べてください。

最後に、私は名古屋市との合併には大賛成ですので、一日も早く住環境が整備され、清掃工場周辺が清楚で洗練されたスマートな名古屋市のまちとなることを願っております。

ぜひとも市長のもとに全職員一丸となって、北名古屋市の環境都市のイメージアップのためにも、まずはシンボルとしてこの清掃工場周辺の整備をお願いしたいと思います。特にこの点についてご期待申し上げます。以上で質問を終わります。

 

 環境部副参事兼清掃工場建設準備室長(山田宗弘君)

(仮称)北名古屋清掃工場建設に係る要望等についてのうち、私に対していただきました質問についてお答えいたします。

ごみ焼却工場を名古屋市、豊山町と進めることに合意しはや8年の歳月を経ているところでございます。その間、環境影響評価及び都市計画に関する縦覧手続や説明会を重ね、多くのご意見、ご要望を頂戴しております。

二子自治会からは、平成26年度、平成27年度に要望を頂戴し、これらのご要望を踏まえ名古屋市と協議を行っております。

初めに、平成26年度の自治会からのご要望についてお答えします。 名古屋市との協議の結果、新たな工場の配置につきましては、敷地南側に寄せ、日照に配慮した配置にするとともに、ごみの減量や分別意識に対する啓発、施設関連の資料を展示する環境学習設備が設置されます。また、休日等においても地域の皆様の憩いの場となるよう配慮しております。

さらに、工場からの余熱を利用した温水プールを二子地内に整備するように、現在、関係者間で協議を進めているところです。この施設は、健康増進に寄与するとともに、災害時には風呂等に活用できるような施設としていくほか、施設内には軽運動ができる部屋の設置も検討していきたいと考えております。

新たな工場への専用道路につきましては、既存工場敷地を拡張しての計画であり、既に周辺には建物が立ち並んでおることから、現実的に困難であります。そこで、既存道路の改良により、交通への影響を極力少なくするよう愛知県のお力をいただきながら現在計画しているところでございます。

個人搬入につきましては、一般の方が搬入されることにより周辺道路の環境悪化や交通渋滞が懸念されることから、当面は実施しないこととしております。

最後の名古屋市営バスの乗り入れにつきましても、名古屋市交通局へ要望をさせていただきましたが、名古屋市のバス事業は赤字路線が多く、採算面で厳しいとの回答をいただいております。

続きまして、平成27年度の自治会からの要望についてです。先ほども触れましたが、収集車の通行による影響を軽減するため、県道名古屋外環状線の右折車線の延長や、新たな工場の北東側の交差点改良等を計画しております。

今後におきましても、周辺道路整備等の地元のご要望を酌み取りながら、名古屋市と粘り強く交渉をし、次世代に誇れるごみ焼却場を目指して事業を進めてまいりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。

 

 建設部長(井上昭人君)

2の清掃工場建設に伴う温水プール新設を考慮した都市マスタープランの訓原地区の地域別構想の見直し再検討について、お答えいたします。

市制施行10年が経過し、少子・高齢化や人口減少など社会情勢が大きく変化する中、これまでの10年を土台に、これから市制施行の第2ステージを迎えるものでございます。

本市の上位計画であります総合計画や都市計画マスタープランについても、次期計画の検討に今年度より着手しているところであり、総合計画は平成28、29年度で策定、都市計画マスタープランは、総合計画を踏まえ平成29、30年度で策定の予定でございます。

都市計画マスタープランの策定はまだこれからでありますが、策定に際しては広域的な視野、観点を持って人口問題や企業・産業集積など今日的課題を踏まえ、農地も含めた総合的、一体的な土地利用計画の見直しの検討が必要だと考えているところであります。

訓原地区の地域別構想についても、そうした考えの中、温水プールなどの施設も考慮し、議論、検討していくこととなると思いますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。以上、答弁とさせていただきます。

 

 防災環境部長(福永直吉君)

3点目の風水害時での名古屋市、北名古屋市、運営会社間における指揮系統、連携手段の取り決めにつきまして、お答えいたします。

災害時には施設利用者の安全確保とともに、地域の方々の一時避難所として工場管理棟の環境学習施設や見学者対応会議室を活用し、また上水断水に備え1日2,000リットルの飲料水を7日以上確保する予定をしております。

風水害時での円滑な運用のため、今後、3者連携して具体的な連絡体制を図り、危機管理体制の強化に努めて、地域の方々への速やかな情報提供等により風水害時におきましても地域の皆様にとって安全・安心な施設になるよう進めてまいりたいと存じます。

次に、4点目の公害防止、環境保全を推進するための市との協定について、お答えいたします。環境基本計画にある大気汚染、水質汚濁及び騒音・振動の防止のための協定の締結とは、北名古屋市公害防止に関する指導要綱に定める公害防止協定を指しており、その中で、事業者は公害の発生するおそれのある工場等を設置し、または変更しようとするときは、あらかじめ公害防止計画書を作成し市長と協議しなければならないとし、また、市長が公害防止のために必要があると認めるときは公害防止協定を締結しなければならないとしております。

その協定の内容としましては、ばい煙等に関する事項、防災、保安に関する事項及び緊急時の措置に関する事項など、その施設として必要と認める項目でございます。

(仮称)北名古屋清掃工場につきましても、北名古屋市宅地開発行為等に関する指導要綱に規定する事前協議時に、生活環境の保全等に関する基準を遵守するよう事業者に対し意見書を提出するようしておりますので、今後は公害防止協定の締結に向けさらに協議を進めてまいりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。

建設準備室長に言いますけれども、2つ答弁が抜けたと思いますが、工場建物内に子供専用のトレーニング室を設けてもらいたいというのと、工場建物内に見学コースをつくってほしいについて、答弁いただきたいと思います。

 

 防災環境部副参事兼清掃工場建設準備室長(山田宗弘君)

子供のトレーニング室の建設に向けましては、これはまたこれから名古屋市とどういったものをつくるかによって協議していく形になろうと思います。

ただ子供さんのトレーニング室になると、指導者とかそういった形がありますので、その辺の中については、お子さんが自由に遊べるような軽運動室をつくるということも考えておりますので、その中を利用していただけないかというふうに現状においては考えております。

済みません、もう1つは、見学コースにつきましては見学コースはつくっていくということで確認をとっておりますし、先ほどの中でも学習施設が展示できるようにということで説明させていただいたものでありますので、そういったものが見学コースということで配慮しておりますので、ご理解いただきたいと思います。

 

 山下隆義

井上部長に質問しますけれども、訓原地区について相当遠大な計画を聞きましたんですけれども、ちょっと具体的な地名として申し上げますと、新川沿い工業系地区の松江、四反地、鹿田清井古及び市街化調整区域の名師、双葉地域の土地利用方針とか施設整備方針、環境、景観について、新清掃工場の建設に伴い見直しを検討する必要があるが、いかがでしょうか。

 

 建設部長(井上昭人君)

見直しの検討の必要性ということでございますけれども、先ほど申しましたように上位計画をつくっていくわけですけれども、この10年、合併してからの10年の検証を行うとともに、先ほど申しましたように今日的課題となりますリニア問題、それから人口減少、こういったものを踏まえて北名古屋市をどういうふうにするのか、どういった市にしていきたいのか、こういったところが議論、検討されていくということでございます。

その議論を踏まえて地域別構想ということで、訓原地区についての構想を策定していくわけでございますけれども、この10年、合併してから10年間、ちょっと検証してみますと、この地区、運動広場もできました。それから、今議題にもあります新清掃工場の建設に向けての都市計画決定、それを踏まえての温水プールということで大きくさま変わりした地域なのかなあというふうに私自身思っております。

今、ご質問の中で、訓原地区、県道外環状線を挟んだ東側が調整区域、西側が工業系の市街化区域ということで、実は新川を挟んだ名古屋側も工業系の市街化区域というところで、これを見てみますと市街化区域に編入して工業系の市街化区域という考え方も一つ僕はあると思っておりますけれども、実はご承知のとおり外環状線は慢性的な渋滞を起こしているというところで、そこからの国道あるいは高速道路までのアクセスがお世辞にもやっぱり十分ではないというところから、これは検討する必要があるのかな。

もう1つ言えば、北名古屋市の魅力となります田んぼ、こういったものをどこかで保存していかなきゃいけないというところで、まさにそういったものを総合的に議論、検討して都市計画マスタープラン、こういったものを策定していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください