小学校の英語授業への教科担任制の導入とウオーキングのさらなる促進策の無料アプリについて

 神田 薫

市長は所信及び施政方針で、今後、市政を5本柱の政策で推進されることを表明されました。

その1つに、子供たちに豊かな心を育むまちづくりを上げておられます。

具体的には、小学校の英語授業への教科担任制の導入に向けた準備を進めるとの決意を示されました。

そこで、小学校教科担任制についての教育委員会の考え、今後の取り組み等々についてお尋ねいたします。

グローバル化に対応した英語教育改革は、中央教育審議会での検討を経て、学習指導要領を改訂し先行実施となっています。

文部科学省のホームページで、さきの視点と新しい時代の義務教育の先進推進等々を閲覧していきますと、小中一貫教育の推進事例、小中一体化の義務教育事例等々、まだ多くはないもののそれぞれの取り組みが全国で推進されています。

これらの先進推進校に共通しているものは、小学校での教科担任制の導入と推察しています。

私見ではありますが、小学校教科担任制は、子供の確かな学力形成と豊かな心の成長を育む指導の仕組みとして大きな可能性があるのではないかと期待を寄せています。

期待を寄せる理由として、多くの小学校では学級担任制を当たり前としています。

1人の担任が学級の子供とともに学校生活を送り、一人一人のよさを見つけ、伸ばし、授業を通じ子供たちに学ばせる日本教育の伝統が引き継がれています。

蛇足ながら、この制度は明治中ごろから約120年かわることなく小学校教育の姿として続いています。

この流れに一石を投じたのが、中央教育審議会初等中等教育分科会です。

現在の6・3制は子供の発達に適合していないのではないかと懸念を表明し、小学校4年生を区切りに4・5制義務教育が望ましいと提言しました。

続けて、中学年と高学年間には発達上大きな階段があり、小学校高学年における教科担任制を検討する必要があると指摘しています。

このような国の教育のあり方を背景に、本市教育委員会は平成26年に国の教育振興計画に当たる北名古屋市教育推進スキームを策定されました。

その中に、戦略的な英語教育改善に取り組む小学校における教科担任制・専科指導の活用・充実を現場に求めています。

その後の教科担任制・専科指導の実施状況はどうかといえば、理科7校、音楽9校、図工3校、家庭6校、体育1校です。英語については、英語指導助手と担任のTTが10校、教科担任制はゼロ校です。

そこで、以下3点について教育長にお伺いいたします。

1.英語等の小学校教科担任制・専科指導についての所管をお伺いいたします。
2.今後の小学校教科担任制・専科指導導入計画をお伺いいたします。
3.本市中学校3年生卒業時の英語力をお伺いいたします。

次に、ウオーキングのさらなる促進策として無料アプリをについて。

「けんこうプラン21」の普及啓発を図り、手軽に参加できる運動の機会充実のため本市健康課発行「北名古屋ウオーキングマップ」には、「歩いて健康、リフレッシュ、わが街再発見!」とうたい、市内全域見どころ8コースが紹介されています。

これらのコースを利用した市民向けのウオーキング活動は、年間を通して「けんこうウオーキング」としてウオーキング推進員等を中心に実施されており、市外のコース「大垣散策」や「有松絞り散策」等も取り入れられています。

特に、市内の名所をめぐり歴史文化、懐かしい風景に触れそれぞれの時代を回想する「回想の道を歩く」コースは新日本歩く道紀行100選、文化の道100選に認定され全国入りしています。これらの取り組みは本市広報、ホームページに掲載されています。

ウオーキングの効果については、私見ですが、医療費の適正化につながる、防犯への目配り、まちのにぎわい、シビックプライドの醸成の一助ともなるのでははないかと考えています。

旅行業者にあっては、平成29年名鉄ハイキング、JR東海さわやかウオーキング共同開催「古き良き昭和日常博物館とイチローの故郷豊山を訪ねて」や、名古屋市交通局「駅ちかウオーキング」等々と、市外からも北名古屋市をウオーキングされる企画も目にするようになってきています。

中でも印象的なブログは、柳澤 哲氏(元シドニー五輪出場競歩日本代表、2000年から13年間20キロ競歩日本記録保持者)の2016年「五輪選手が実際に歩いた!1000のウオーキングガイド」に北名古屋市「文化の道100選」をウオーキングし、写真も掲載されています。

以上のように、本誌の実績、注目度などから、さらなる促進策として無料アプリを提供していただけたらと思います。

近隣の無料アプリの提供の取り組み動向ですが、犬山市はウオーキングアプリ「てくてく」、小牧市は「alko」、清須市はスマホ戦国スタンプラリー等々です。その主な機能は、歩数測定、足あと・距離測定機能、ウオーキングコース機能、距離消費カロリー、コミュニティバス案内、市内の医療施設情報案内、ポイント付与機能等々を提供しています。

無料アプリの提供は、市民の健康づくりの意識を高めるウオーキング等の取り組み、生活習慣改善に役立ち、健康寿命の延伸、医療費の適正化につながるものと思っています。無料アプリの導入について、当局のお考えをお聞かせください。

 

 教育長(吉田文明)

小学校の英語授業への教科担任制の導入について、順次お答えをいたします。

初めに、英語等の小学校教科担任制・専科指導についての所管についてお答えをいたします。

小学校の低学年、中学年、高学年を比較しますと、それぞれの発達状況、発達段階の違いは大きく、歴然としています。

小学校低学年は、学級や教員への情緒的つながり、結びつきが強く、学習成果に大きく影響します。それゆえ学級担任制が有効であると考えています。

一方、高学年になるにつれ、学習内容が高度になり授業は複雑になってきます。単に知識を教えさえすればよい、そういったものではなく、それぞれの教科特有の見方、考え方を教科独自の専門的な指導方法で教えることが必要です。

こうしたことから、専門性にすぐれた教員による指導がより学習効果を高めやすいと考えます。

とりわけこれからの学校教育には、深い専門性に裏づけられた全く新しい学力観に基づく指導が必須でありますので、なおのことでございます。

少なくとも小学校高学年では、英語を含めて教科担任制の導入は避けて通れない重要な課題と思っています。

次に、今後の小学校教科担任制・専科指導導入計画についてお答えいたします。

小学校高学年の英語授業におきましては、平成31年度より英語指導助手を活用した教科担任制・専科指導の本格実施を目指しています。

今年度は、それぞれの小学校に配属された教員の状況により、10校中5小学校で、中学校英語免許と小学校免許をあわせ持った教員と英語指導助手による教科担任制を試行しているところでございます。

また、中学校英語免許は持っていないが、高い英語力を有する小学校免許を持った教員と英語指導助手による教科担任制を1校で実施しています。

さらに、小学校免許を持った教員と英語指導助手による準教科担任制を1校で試行しているところでございます。

さらに、英語以外の教科についてもさまざまな工夫を凝らすなど、積極的にただいま取り組んでいるところでございます。

最後に、本市中学校3年生の卒業時の英語力ついてお答えいたします。

教育委員会は、毎年、外部に中学校3年生の英語力調査を依頼しています。その調査結果によりますと、この3月に卒業した3年生の57%が英検3級相当以上の英語力を持っていました。

これは国、県、市の目標である50%を上回り、しかも全ての中学校においてこの目標を上回るというとてもすばらしい結果でした。

生徒たちに称賛の言葉を贈りますとともに、関係各位のご支援に深く感謝を申し上げ、答弁とさせていただきます。

 

 市民健康部次長兼健康課長(柴田幹夫)

ウオーキングのさらなる促進策の無料アプリについて、お答えいたします。

ウオーキングは運動不足ぎみの方や中高年の体力づくりとして、お手軽で簡単に1人でも運動を継続していけるものでございます。回想の道を歩くコースが新日本歩く道紀行の文化の道100選に認定されたきっかけで、平成28年度に北名古屋市ウオーキングマップ及びチラシを作成し、ルートを案内する路面標示シートを施工いたしました。

この財源は、県補助金とおめでとう寄附金を充当して実施した事業でございます。

ウオーキングを楽しく、わかりやすく、また健康管理としてウオーキングアプリを導入する自治体もふえ、活用されているツールの一つであります。

その種類も数多く、歩数計からナビゲーションシステムでコースを案内するものなど、機能もさまざまでございます。

既存の歩数計を活用したアプリを個人で取得していただき、日常生活の一部として取り入れていただくことも推奨できますが、今後、独自でウオーキングアプリを導入して利用するのかは、構築や維持管理にコストがかかることから、先進事例を学びながらできるだけコストをかけない方法を検討してまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。

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