アメリカ合衆国・グアム準州との交流の計画について

桂川 将典 桂川将典

アメリカ合衆国・グアム準州との交流の計画についてお尋ねをいたします。

北名古屋市国際交流協会の「新たな交流」の市民アンケートの結果、賛成数のトップは、次代を担う子供たちに英語でのコミュニケーションができる交流を目指すでした。文部科学省における平成26年度英語教育改善のための英語力調査の結果を参照すると、聞く、話す、読む、書くの4つの技能全てにおいて課題があると報告されており、生徒の英語教育向上推進プランの別添資料に示された中では、特に話す、書くが課題であることが報告されております。市民の皆様の実感しているところの意見は、まさに調査結果と一致しているところであります。

文部科学省の調査では「Common European Framework of Reference for Languages(CEFR:ヨーロッパ言語共通参照枠)」、最終ページにこの資料がありますが、こちらを参照に平成25年度より中学校3年生及び高校3年生の英語力を測定しております。つい先日、2月2日に発表されました平成27年度調査の速報によりますと、中学校3年生で英語力が目標に達していたと判定されたのは、4技能でそれぞれわずか2割から4割程度でした。2017年度目標とされた各技能50%には遠く及ばない状況となっております。高校の英語は中学を基礎としていることから、この状況を改善するためには中学校での英語教育が改められねばならないことは一目瞭然であります。

このような国全体の状況と比較して、北名古屋市における英語教育は大変すぐれております。北名古屋市の学校教育委員会では、グローバル化に対応した外国語、外国語活動の充実を図るを重点目標として掲げ、英語教育に対して非常に熱心に取り組んでいる様子が見られます。北名古屋市の単独予算として約4,000万円を計上し、平成26年度からは外国語指導助手(ALT)9名を市内の小学校に3名、中学校各校に1人ずつ配置しております。

そのほかにも、イングリッシュデイスクールの実施など、新たな取り組みにトライされております。我が国の英語教育においては、文部科学省もまだこれからという段階であり、北名古屋市ではいち早く実践的なコミュニケーション能力の向上に向けて、現場の先生とALTの方々がしっかりと連携を図って向上に取り組んでいただいていると高く評価しておるところです。

その取り組みの成果は、特に中学校3年生が受験した英語能力判定テストでしっかりと結果が出ているということでわかります。平成26年度の北名古屋市の資料、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書によりますと、平成27年2月実施の英語能力判定テスト3級の合格到達率は41.1%であり、おおよそCEFRのA1基準全て達成ということと同等ということです。北名古屋市の中学校の英語教育のレベルは全国平均を大きく上回っており、既に文部科学省の2017年度目標をパスすることができるだけの力をつけているのではないかと考えられます。

この資料から英語能力反対テスト3級レベルの分野別平均正答率の傾向を見ますと、平成25年度と比較して合格率は14.5ポイント上昇し、特に会話分野での平均正答率が10.4ポイント上昇していると報告されていることから、各校へのALTの配置により中学生が実際に外国人とコミュニケーションする機会ができ、英語を使って外国人を会話するという目的が具体化できたことによる変化であろうと想定されます。

また、英語を担当する小学校教員の方々が魅力的な授業するための研修についてもALTの方々にご指導いただいており、北名古屋市の子供たちに対して英語へのなれと親しみを育んでいただいている。そんなALTの皆様には、大いに感謝せねばならないと感じております。

北名古屋市の英語教育は、まさに市民のアンケートで期待されたところの子供たちに英語でのコミュニケーションができるということに大きな成果が感じられるところです。これからも、北名古屋市がすぐれた英語教育を誇れるまちとして、関係者の皆様にはぜひ積極的な取り組みを続けていただきたいと期待するところです。

さて、本題として取り上げさせていただいたアメリカ合衆国・グアム準州との交流についてですが、子供たちが英語でコミュニケーションできる交流の機会として、私も市民同様、大きな期待を寄せているところです。過去にも議会で英語圏との交流が取り上げられておりましたが、2015年9月30日から10月3日にかけては、本北名古屋市議会の松田副議長を含めた北名古屋市の一行が現地を訪問されました。

また、2月13日に実施された北名古屋市国際交流協会主催のアジアフェスティバルにグアム政府観光局からブースの出店をいただいており、少しずつ関係性が深まっていることが感じられます。

そして、平成27年度補正予算(第2号)で調査団派遣の旅費が計上されたとおり、3月28日から30日には公式訪問を控えております。市長の施政方針の中では触れられませんでしたので、ここでお尋ねをたいしたいと思います。

これからグアムと北名古屋市との間でどのような取り組みをなされるのか、この訪問の目的、そして現在持っていらっしゃる今後の計画とスケジュールについてお聞かせください。

 

gray-man 総務部長

今考えております柏市の交流を模範とした交流、これが一番よいものだと考えてはいるんですけれども、何分にも初めてその地へ子供を送り出すわけでございますので、また相手もあることでございます。相手の学校のほうの都合もあることでございますので、こちらの計画どおりになかなかいかん場合もあるだろうと思います。

そういったことを考えたときに、グアムという地域は、今、語学の英語の研修で非常に人気のある地域でございまして、隣の韓国ですとか、あるいは中国ですとか、そっちのほうからの語学研修生もたくさん受け入れておるということを聞いております。そういった事情から、非常にたくさんの語学研修のプログラムが準備されているというふうに聞いておりますので、そういったプログラムについて一つ一つ当たって、北名古屋市の子供が、選択肢の一つとして、事前の策というものを幾つか考えていく上で、そういったプログラムを幾つか当たっておく必要があるのではないかと、そういうふうに考えておるということでございます。

具体的にどういったプログラムがあるかということは、今、研究中でございますが、安全性を重視したプログラムもございますし、また価格面を重視したプログラムもございますけれども、そういったものを一つ一つ上げて、当たって、どれを事前の策にしておくかということを考えていきたいと思っております。以上です。

 

桂川 将典 桂川将典

大変詳細にわたってご説明をいただきました。

これまで健康快適都市連盟ということで、柏市さんとうちとの交流の中で、たまたまグアムというところにご縁があった。条件もいい地域ですので、その中でグアムとの交流というのを今回、こうして調査を続けていただいておるわけですが、相手側の学校へ中学生を派遣するというプログラムを今後、北名古屋市として進めていこうというようなことで、現在お考えだということでご答弁があったんですけど、その中にちょっと1点だけ、別の計画と能村部長から今お話がありまして、別の計画については特に何も触れられなかったもんですから、このあたりを具体的にお聞かせいただけますでしょうか。

 

gray-man 総務部長(能村義則君)

今考えております柏市の交流を模範とした交流、これが一番よいものだと考えてはいるんですけれども、何分にも初めてその地へ子供を送り出すわけでございますので、また相手もあることでございます。相手の学校のほうの都合もあることでございますので、こちらの計画どおりになかなかいかん場合もあるだろうと思います。

そういったことを考えたときに、グアムという地域は、今、語学の英語の研修で非常に人気のある地域でございまして、隣の韓国ですとか、あるいは中国ですとか、そっちのほうからの語学研修生もたくさん受け入れておるということを聞いております。

そういった事情から、非常にたくさんの語学研修のプログラムが準備されているというふうに聞いておりますので、そういったプログラムについて一つ一つ当たって、北名古屋市の子供が、選択肢の一つとして、事前の策というものを幾つか考えていく上で、そういったプログラムを幾つか当たっておく必要があるのではないかと、そういうふうに考えておるということでございます。

具体的にどういったプログラムがあるかということは、今、研究中でございますが、安全性を重視したプログラムもございますし、また価格面を重視したプログラムもございますけれども、そういったものを一つ一つ上げて、当たって、どれを事前の策にしておくかということを考えていきたいと思っております。

 

桂川 将典 桂川将典

今、いただいた中で、別の部分でも、確かに相手のほうのご都合というのも場合によって出てくるかもしれない。特に柏市さんから、今、10名規模でしたかね、受け入れているところに、うちも同じタイミング、要は中学生にしても、夏休み、冬休み、春休み、長期滞在できる機会は限られております。同じ時期に行くとなると、受け入れ側の学校のキャパシティーとか、そういったところも問題になる可能性もございますし、いろんな方策というのは確かにご準備いただくべきかなと思います。

ちょうどグアムですと、グアム大学ですとか、語学研修ができるような施設もどうもあるようでございまして、私もぜひ一度は足を運んでみたいなと思っておるんですけれども、ぜひ総務部長、先回、10月にはお伺いされているということで、現地の方々との交流を中心に、今回の調査派遣の中でも、できるだけしっかりとした人間関係の構築を行って帰国後の報告をしていただければと思いますが、今回のスケジュールの日程の中で、今から細かいことを私のほうからいろいろリクエストすることも難しいかと思いますが、相手側とのしっかりとした人間関係構築を進めていただきたいということで、そのあたりについて少しご答弁できる内容がありましたら、お聞かせいただければと思います。

 

gray-man 総務部長

今回の訪問に当たりましては、グアムの政府の関係の方との交流会の機会を持ってもらうように一つはお願いしているということがございます。

それとさらに、今、韓国のほうの務安のほうとやっているのと同様な形なんですけれども、グアムのいわゆる北名古屋代表のような方をこれから先選任していって、グアムの学校、あるいは教育機関、それから今お話がありましたグアム大学だったり、政府機関だったり、そういったところを北名古屋市が窓口にして、そういう方を窓口にして、北名古屋市が細かなお話、調整ができるような体制を築いていきたいなと思っております。

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